チェックアイズ

三菱地所のマンション性能表示システム『チェックアイズ』

CHECK EYE'S
■チェックアイズの基本姿勢

チェックアイズ導入の背景

三菱地所という会社は、もともとモノ作りに対する思い入れの強い会社です。その理由は創業時点に性格づけられました。三菱地所の原点は、明治23年(1890年)「丸ノ内建築所」。国から払い下げられた丸の内一帯に、ロンドンに負けない日本初のオフィス街を作ろうと、自社内に建築技術者を擁したことから始まりました。いまでも自社グループに約350人もの一級建築士・エンジニアがいる技術者集団で、日本でもっとも長い歴史と規模をもっています。また、自社所有のテナントビルということから、最初から長期メンテナンスの視点で「堅実な建築物」を作る気風を育んできました。その考え方はマンション事業においても継承され現在に至っています。表層的な派手さを嫌い、目に見えぬところにこそ注意をそそぎ、長年住んではじめてその良さがわかる・・・そんなマンションを黙々と作ってきました。
黒船がやってきたのは平成12年(2000年)。品確法にともない「住宅性能表示制度」(注)が施行されることになりました。欠陥住宅が社会問題として取り沙汰されるにともなってのことです。これを受けてどう対応するか、当初、社内でも議論となりました。元々、自分たちの強みと自覚してきたところです。けれど、自己PRのニガテな会社でしたから、抵抗感もありました。結果、時代の流れが自社の強みに注目が集まるチャンスと受けとめ、これを契機に、自分たちがやってきていることを更にきちんと続けよう。そして、そのことを、きちんと情報開示していこう、となりました。それが「チェックアイズ」です。
(注) 住宅性能表示制度
平成12年4月に施行された「住宅の品質確保等の促進に関する法律」(略して品確法)に制定された制度。
設計段階と施行段階の2回にわたり、国土交通省登録の評価機関が一定の基準をもとに住まいの性能を評価します。

チェックアイズの独自性

情報開示するにあたって、私たちが大事にしたのは、「本質にこだわり、事実をありのまま、わかりやすく伝えよう」でした。ともすると、第三者に評価を受けるから単に大丈夫・安心ですと連呼したり、評価数字だけがひとり歩きしたり、評価を受けること自体が目的になったり・・・ということを懸念したからです。住宅性能表示はあくまで最低限のチェックポイントにすぎません。例えば耐震性が高ポイントであるには、窓を極力少なく、小さくしなければならないというように、必ずしも評点が高い=快適な住まいではありません。このように建築技術の世界は奥深いものなのです。
私たちは、
 まず、既存の評価項目も含め、独自基準の700〜1,000に及ぶチェック項目を整備しました。
 次に、既存の評価項目10分野に加え、「エコアイズ<温暖化の緩和>」、「情報化」、「管理計画とアフターサービス」という分野を設けました。
 また、自分たちで現場を確認し、施工の途中経過をお客様に報告することをシステム化しました。
 そして、竣工後の建物のチェックを継続する体制を作りました。
でもまだまだ満足とはいえません。
「チェックアイズ ブック」という冊子をご覧になったことがありますか。(三菱地所の各マンション販売センターで入手できます)チェックアイズシステムは、クオリティ インスペクター(注)と呼ばれている人々が、設計図面をチェックしたり、施工段階の現場や入居後の建物をチェックする仕事をしています。冒頭でご紹介した三菱地所の気風を色濃く背負った人々です。チェックアイズシステムは彼らの存在によって支えられています。そのひとりに尋ねてみました。何があなたをささえているのですか。
彼の答えは「正しいものを正しく作りたいから」。
(注) クオリティ インスペクター
「三菱地所」及び「三菱地所設計」の品質管理者(一級建築士等)であり住宅性能評価の評価員講習を修了した者及び修了見込みの者です。
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